『小説「quarter mo@n」の中の一台詞・２』

しかし何故この台詞が印象に残ったのだろう…

理由はまず一つに、この台詞が、社会の歪みの一つを
ストレートに表現しているからたと思う。

そしてもう一つ。こちらの方が肝心かもしれない。
先に説明した社会の歪みを、アフロディテの視点から
表しているからなのだろう。

報道番組風に説明すると仮想現実やら心の闇やらと、
分かっているのだか分かっていないのだか
抽象表現が使われる場合が多い。

しかし、このアフロディテの台詞はストレートでありなおかつ
現役の中学生でないと出てこない台詞だと思う。

同じ物でも、違った視点で見てみると新鮮に感じる。

quarter mo@n(クォータームーン)
中井拓志