「エンジェル」を読んで・5 | 面白い原因とつまらない原因~遊財町の独り言~

「エンジェル」を読んで・5

主人公の純一は大学生時代に、ゲーム会社でアルバイトをしていた。その内容とは、製作中のゲームをひたすらやり込んで、ゲームの改善策やアイデアを出すと言う物だ。
何故ゲーム業界に入る事になったかと言うと、純一は親の都合で絶縁されたと言う経緯から、嫌人癖がついてしまい、まともな企業への就職を諦めていた。そこで、そんな自分でもゲーム業界ならやっていけるのではないかと言うことでその道を歩んだわけだ。
その時代が丁度、ゲーム業界が潤っていた時期と言うのもポイントの一つだ。
しかしゲーム会社と言っても会社なので、資金繰りに行き詰る。そこで、資産家の息子だった純一は、その手切れ金を自分の働くゲーム会社に提供する事になった。
それから純一は個人投資家「エンジェル」と言う道を選ぶ。
金は出すが、口も欲も(それほどは)出さない個人投資家。正にその存在は天使そのものだ。

エンジェル
石田 衣良

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